疲れたおっさんが書くイヤホンブログ

糞耳に定評のある…いや評されたことすらないなまぁいいやど素人レビュー

LZ Hi-Fi Audio LZ-A5 レビュー

今回は、LZの正規代理店となる ㈱七福神商事 様より新製品試聴用にお借りした
LZ Hi-Fi Audio 5代目 Filter交換可能ハイブリッドイヤホン A5 ( 4BA+1DD)
(以下 LZ-A5)のレビューとなります。


七福神商事 直営サイト Twitter


写真のセンスが稚拙なので、できれば画像はほかの方をご参考に。

ポタフェスで好評であったらしく、
前評判から音がよい、しかしデザインやべぇだろといろんな意味で話題沸騰であったLZ-A5

中華イヤホンに手を出したのが最近なので中華のメーカーについては無知ですが

LZはこれまでのイヤホン(A4など)もかなり評判が良いらしいです。

最近BA多ドラの低価格化がありますが、

4BA+1DDで高品質な製品を打ち上げてきました。

値段はメーカーより規制があるらしく、¥29800で販売されています。

AliExpressなどで購入するよりも、

早く届くAmazonプライムで購入するほうがよいと思います。
(追記 販売終了したっぽいのでリンク削除しました)

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画像左が金属製ケース、左上が本体、
右下が音質調整用のフィルターノズルとなっている。
この下には説明書、φ3.5アンバランスケーブルが入っている。

 

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つくりとしては金属製の流線形でステムはやや細め。
スパイラルドットはしっかり入らないかも。SpinfitやFinal Eなどがしっかり取り付く。
端子はMMCXで、リケーブル可能。
筐体は4BA+1DDとは思えないほど小さく収まっている。
装着時の閉塞感はそれほどでもない。通常のDDイヤホンと同程度。

いろいろ噂の羽の模様はおそらく切削による掘り込みで、
黒の鈍く光る筐体にピンク色の通過塗装で金属的に光っている。かっこいい。
因みにこのデザインがあの企業のロゴに類似している点については
七福神商事様が各所に承諾を得て問題ないとのこと。

 

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付属の音質調整用のフィルター付きノズル。
画像の赤・グレー・黒・青の4種あり、順に低音(赤)→高音(青)に対応しており、
ステム部を丸々交換し、好みの音質に調整できる。

 

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付属しているケーブルはφ3.5アンバランスのMMCXケーブル。
MMCX端子側にワイヤというか針金が入っており、折り曲げて使用する。
持っている機器がバランス対応であれば使わないかもしれないが、
ケーブルが絡みにくいような作りになっていて、良いケーブルだと思います。


使用機器
ONKYO DP-S1 (アンバランス)
使用ケーブル:付属ケーブル
イヤーピース:スパイラルドットSサイズ
フィルター:グレー

・Fiio X7 2nd AM3A (バランス)
使用ケーブル:New NICEHCK MMCX Cable 2.5mm Balanced 8-Core Oxygen-free Copper Silver Plating Cable 
イヤーピース:スパイラルドットSサイズ
フィルター:グレー

低音が力強いが、高音域がメイン。わずかにシャカついた印象。
中域~高音域まで広く鮮やかに鳴らし、低音域が豊かで力強く、曲を支えて盛り上げている。
それぞれの音の分離がこれ以上なく素晴らしい。聞きなれた音楽であっても新しい印象を受ける。
音の厚みとしては低音の厚みはあるが高音域にやや厚み不足を感じる。
そういう点でBGM,・ゲーム音楽や、アコースティックギターの曲などのほうがよい印象を受けた。
何かに例えると瑞々しいサラダのような印象。

試聴曲:広沢タダシ P5サントラ


・Fiio X7 2nd AM3A (バランス)
使用ケーブル:New NICEHCK MMCX Cable 2.5mm Balanced 8-Core Oxygen-free Copper Silver Plating Cable 
イヤーピース:Final E Sサイズ
フィルター:レッド

自分の好みがもう少し低域寄りだったので一番低域のフィルターに交換した。
中高域が落ち着き、音の分離が少し悪くなったが、低域を中心に纏まった印象を受ける。
とはいえ十分な解像度であり、音が混ざっている様子はない。
BAによくある金属的なシャカシャカ音が苦手であればこちらがよいと思う。
個人としてはこちらのバランスのほうが好み。

こちらはアニソン、J-POPなどの複雑な音が絡む音源がよいと感じた。
何かに例えるなら…土台がしっかりした電波塔…?

試聴曲:広沢タダシ 悠久幻想曲

まとめ
約3万円という中価格帯?でありながらも値段以上の素質を持った
非常にお勧めできる万能型イヤホンだと思います。

基本スペックが全域素晴らしく、音楽を楽しめます。
さらに付属のフィルターで調整を行うことができ、人それぞれの好みの音に近づけることができます。
さらにリケーブルを行うことで全く傾向が変わりますので、
銀メッキ銅や銀線、16芯線などでもまた違った世界が見えるかもしれません。

基本が万能で、さらにカスタマイズができるという点を考えれば、3万円では破格だと思います。