1216.ears HYBRID IEM 1DD+6BA レビュー
1216.ears HYBRID IEM 1DD+6BA
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香港での騒動後、連絡がつかなくなりこのまま営業終了かと思われていた
1216.earsが3月4日、突如復活しました。
Enlightenという8BAイヤホンを引っ提げて復活したわけですが、私はちょうどお金がなく…
というよりも、KINGと魂があるので、シャキシャキさわやか系はもういいかなと。
その後、1DD+6BAのイヤホンを開発中と告知がされ、
今まで多BAのみであった1216.earsに新風が。
しかもキャンペーン中で送料込みで26999円と、(8EVなどに比べれば)
かなりお安くなっておりました。
(有名工場生産BAだと46999円)
注文は今回キャンペーン終了直前まで熟考し、
安いほうのモデルを5月13日に注文しました。
到着は早くも6月1日。ひと月かかりませんでした。
モデル:HYBRID IEM 1DD+6BA
色:Ice Blue
フェイスプレート:SIlver Gitter
コネクタ:MMCX
ロゴ:サイド
今回は上記のデザインででお願いしました。
フェイスプレートは有料できらきらパウダー付きのものを選択しました。
本体が水色なのでもし単色ですと少々安っぽくなったかと思います。
実際に触ってみるとなかなか写真ほど水色が濃く感じず、すっきりした色合いです。
外観:
8EVやKINGなどよりもかなり小さめです。
左:HYBRID IEM 1DD+6BA 右:魂(12BA)
ステムは導管が3つになっている分の太さはあります。
とはいえ、標準的なサイズかと。(魂は太すぎ)
くびれがほとんどないので穴が大きいイヤーピースだとすっぽ抜けがおきるかもしれません。
また、写真には写っておりませんが、DDドライバ搭載のため、
コネクタ部横あたりに小さなベント穴(金属で0.5㎜ぐらい)が開いています。
装着:
やっぱ小さいほうが軽いし収まりが良いですね。
魂を長時間つけてると耳が痛くなったりすることもありましたので、これぐらいなら長時間つけても問題なさそうです。
音:
他の人と感想が食い違いそうな気がします…
(おそらく使用しているケーブルの影響)
とりあえずOC Studio Grace 2での使用でのレビューです。
(時間があれば後日添付されているデフォルトのケーブルでも書いてみます)
追記・とりあえずデフォルトケーブルでも聴いてみました。
Grace2など銀線だと中低音が太く強くなりがちだと思います。
KINGや魂のようにさわやかな爽快感がある音とはタイプが違い、
低音がブンブン力強いわりに柔らかさと分離も成立しているので、
力強いアップテンポの曲調の音楽だと楽しく聴けます。
高音域はそこそこ普通か弱めです。
(6BA分の音の厚みを感じるため、不足はないと思います。)
若干音が重いというかもっさりしているのは8EVも同様ですが、
若干こちらのほうが音が近いかもしれません。
デフォルトのケーブルに差し替え、聞いてみると…
最初の印象は
うん、普通だな!
いやいや、よく聴いてみると。
銀線のように中低域の力強さは息をひそめ、中低音中心でバランスが取れています。
ソニー的調整といいますか、日本向け製品に多い調整のように思います。
低音域の分離は銀線同様にあるので、これはこれで…
…とはいうものの、音のなめらかさは銀線よりもこちらのほうに
軍配が上がるので、やさしい曲や音楽、落ち着いた音であれば
デフォルトや銀メッキ線のほうが向いていると思います。
銅線やヴィンテージケーブルもありかもしれませんね。
雑記:
イヤーピースはFinalのTypeEのSサイズを使用しました。
魂に使ってたからなのか元々なのか、持っているスパイラルドットは穴が大きく、
ステムからすっぽ抜けそうだったので…
組み合わせ次第では8EVよりも使いやすく、良い可能性がを秘めるイヤホンかも。
DD搭載ですので、慣らしでどう変化するのか見もの?だと思います。