ワイヤレスイヤホン AVIOT TE-D01b レビュー
AVIOT TE-D01b
2018年8月にGREEN FUNDINGにて、クラウドファンディングが行われた
AVIOT TE-D01bのレビューを行いたいと思います。
Qualcomm社のQCC3026というチップが日本向けではいち早く搭載された、
トゥルーワイヤレスイヤホンということで注目されていたものですね。
今はさらに発展させたTE-D01dなどがあります。
(そちらは使用したことがありませんのでどうなのかはわかりません)
私は2018/08/21に支援を行い、到着してからiphoneに接続して使用しています。
音質の面でapt-Xで使用できないiphoneは論外かもしれませんが、
Android端末は普段使用していないのですよね…
Fiio X7 mk2はAndroidではありますが、あれは有線用と考えていますし。
ということで音質についてはAACでのレビューという事でご理解ください。
外観:丸みを帯びたデザインで、当初Indiegogo等で多数開始されていた、
ワイヤレスイヤホンのデザインでは割と標準的なものではないでしょうか。
毒気のないデザインで、耳に取り付け時に露出する本体部分が
目測で幅18㎜ほど、厚みも15㎜程度(ステム、チップ部を除く)と
サイズ、デザインともに使いやすいものとなっています。
半面、現在大幅に小さくなっている充電ケースがかなり大きく、
こちらは目測100㎜×60㎜×20㎜ぐらいでしょうか。
小型のモバイルバッテリーほどのサイズになっています。
音質:ボーカル近辺を非常に強く押し出した、まさに歌を聴くためのイヤホンという印象です。
日本人向けに調整されているとのことですが、おそらくこの調整の標準は
SONYのウォークマンから地続きの調整なのだと思います。
J-popやアニソン向けといった印象です。美麗なBGMなどにはあまり向かない傾向にあります。
高音域・低音域は弱めで伸びが弱く、解像度も有線BAイヤホンに比べてしまうと
それほどないため、音がやや曇っている印象があります。
半面、刺さるような部分もないため、安心して曲を聴けると思います。
その他:iphoneで接続時の問題なのか、それとも初期ロットゆえか、
たまに片側ののみ音が切れてしまい電源を入れなおす必要があったり、
音が左右で微妙にずれたりする不具合がありました。
特に接続が弱いと思ったことはないので、おそらくiphoneとの接続に何かしら
相性が悪い点があるのではないかと思います。
バッテリーの持ちについては、切れるまで使用したことはありませんが、
初期のトゥルーワイヤレスとしては待機時間、再生時間ともに
非常に優秀だと思います。
おすすめの使用法としては現在充実してきた、
ストリーミングサービスに使用するといった方法がよいと思います。
僕の場合はクラウド上にファイルを乗せ、Evermusicというアプリで
ストリーミング再生を行うといった方法を使っています。
DAP・有線のイヤホンほど音質は求められませんが、
非常に手軽に使用できるのでこれはこれでよいと思います。